教職課程に関する情報
1. 教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画
本学園は、創立以来、既に70有余年の歴史を有し、聖徳太子の「和」の精神を建学の理念に、単に専門的な知識や技術の修得にとどまることなく、常に礼節をわきまえ、周囲との協調・信頼を大事にして、爽やかな態度と行動のとれる人間性を重視し、その基礎の上に自立性に優れた人材の育成に努めてきた。
聖徳大学は、平成2年度開設以来、こうした学園の建学の理念を基調に、専門的知識と人間性豊かで実践的な指導力を有する教員を養成するために教職課程を設け、本学の特色である「聖徳教育」「礼法教育」等を通して、総合的な人間力を高める指導を重視し、多くの教員を社会に送り出している。
平成2年度に大学学部(人文学部)を設置して以降、我が国における社会の高度化は益々進行し、これに応じて、職業活動の専門分化も急速に進んできている。このため、より高度な学識や技術の修得はもとより、総合的な視野と調和のとれた判断力を兼備する高度な専門的職業人の育成こそ必要であると判断して、平成10年度に聖徳大学大学院(児童学研究科及び言語文化研究科の修士課程)を設置した。
その後、社会的な要請に応じて、種々の専門分野の大学院研究科(音楽文化研究科、人間栄養学研究科)を順次設置し、それぞれの研究科において専修免許状の課程を設け、幼稚園、小学校及び中・高校それぞれの現場で活躍できる教員の養成を続けている。また、平成11年度に我が国最初の通信制の児童学研究科を開設し、幼稚園及び小学校を中心として活躍できる教員の養成を行っている。
(平成21年度教職大学院課程認定申請時様式より抜粋)
4. 授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに授業計画:
5.教員免許状の取得状況(令和5年度実績)
○通学課程
【大学院】
幼稚園専修 |
小学校専修 |
中学校専修 |
高校専修 |
栄養教諭 専修 |
特別支援 専修 |
3 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
【大学】
幼稚園一種 |
小学校一種 |
中学校一種 |
高校一種 |
特別支援一種 |
養護教諭一種 |
栄養教諭一種 |
272 |
78 |
37 |
40 |
53 |
55 |
3 |
【短期大学】
幼稚園二種 |
100 |
○通信課程
【大学院】
幼稚園専修 |
小学校専修 |
2 |
2 |
【大学】
幼稚園一種 |
小学校一種 |
中学校一種 |
高校一種 |
養護教諭 一種 |
33 |
1 |
4 |
7 |
16 |
【短期大学】
幼稚園二種 |
5 |
6.教員への就職状況
7.教員養成に係る教育の質向上のための取り組み
教職実践センター
教育職員を目指す学生をサポートしてきた「教職課程研究室」を発展させる形で、2012年に発足した「教職実践センター」。各自治体で行なわれる教員採用試験の合格に向けて、一般教養、教職教養、専門教養、論作文、面接指導(個別・集団)を現場経験豊富な教授陣がサポート。教職に関する総合的な調査・研究を進め、学生の夢の実現に向けた取り組みを加速させていきます。
(HPより抜粋)
授業方法の効果的導入の工夫について
@アクティブ・ラーニング(能動的学修)の導入
平成27年度からは、すべての授業に、グループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等の方法を効果的に導入し、アクティブ・ラーニングへの転換を図る。アクティブ・ラーニングは、平成10年大学審議会答申「21世紀の大学像と今後の改革方策について」で提言されたように、「課題探求能力」の育成を意図している。この「課題探求能力」育成こそ、本学が追及する「自立するチカラ」の根幹をなすものである。
APBL(Problem/Project Based Learning)の積極的推進
全学でアクティブ・ラーニングを効果的に導入すると同時に、PBL(Problem/Project Based Learning)の導入についても積極的に工夫している。
□PBLは、アクティブ・ラーニングを推進する学習方法の一つである。Problem Based Learningは問題発見型学習、Project Based Learningはプロジェクト型学習の訳語があてられている。PBLは中央教育審議会答申では上記の英文のように併記されており、特に区別されていない。しかし実践報告書等を見ると、両者ともに問題解決型学習であるという理解では共通している。本学でもPBLを問題解決型学習の意味で使用する。
□PBLの共通認識
PBLは本学でも多数の教員によって実践されている。
□共通した基礎要件
少人数のグループ学習を行う
討論を通じて思考を深める
グループで問題解決を試みる
Bサービス・ラーニングの実施
授業に応じて、サービス・ラーニングを実施している。サービス・ラーニングの説明については、用語解説で紹介したように、「教育活動の一環として、一定の期間、地域のニーズ等を踏まえた社会奉仕活動を体験することによって、それまで知識として学んできたことを実際のサービス体験に活かし、また実際のサービス体験から自分の学問的取組や進路について新たな視野を得る教育プログラム」となっている。