1月25日(土)、教育学部2、3年生を対象としたアセンブリアワーでは、衆議院議員であり元文部科学大臣の永岡桂子先生をお迎えしてお話を伺いました。
アセンブリアワーとは、建学の精神「和」を理解し、さらに専門性を超えた講話等を通して多様な価値観を受け入れ、想像できる力を育成することを目的に毎年実施されています。永岡先生には、「教師を目指す皆様に」と題してご講演をいただきました。教育学部では、幼稚園、こども園、小学校、特別支援学校等の教員を目指して学生が学んでおりますので、教育者を志す学生にとっても貴重な機会となりました。
ご講演では、文部科学大臣として取り組まれてこられた教育施策や現在の教育課題にどのように取り組むのかという具体策についてお話をいただきました。永岡先生は、文部科学大臣の在任期間中に大学改革支援や私立学校法の一部改正を含めた5本の重要な法律の成立やG7広島サミットにともなうG7教育大臣会合富山・金沢宣言に携わられてこられました。また、今後の教育振興基本計画として、「誰一人取り残さない学びの保障」「教育環境の整備」「未来を支える人材の育成」について、取り組むべき具体的な内容についてお話いただきました。最後に「未来を支える学生の皆さんへ」というメッセージでは、これから教員になるために学んでいる学生への期待と熱いエールをいただきました。
学生は、永岡先生のご講演のメモを取りながら、熱心に聞いていました。ご講演終了後、複数の学生から質問があり、約30分が質疑応答の時間となりました。質問としては、例えば、教員の働き方改革について今後どのように進むのか、不登校児童生徒への対応をどうしたらよいのか等でした。まさに現在の教育課題にかかわる質問でしたが、現時点で行われている取り組みと今後行える整備、改善策などについて具体的に大変わかりやすくご説明いただきました。
最後に教職実践センター長の河村久教授より、永岡先生のご講演に対する御礼の挨拶がございました。ご講演から、今の教育課題を解決する具体策について理解を深めることができました。この貴重な機会をこれからの学びにも生かしてまいります。
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