学園 2025年2月(第140号)
【保健センターだより】インフルエンザの流行について
インフルエンザの流行は、2024年12月末に、日本では、現在の方法で統計を取り始めた1999年以降最大の定点報告数(1医療機関当たりの報告数)64.39人を記録しました。「警報レベル」が30.0人ですから、2倍以上となります。インフルエンザウイルスの活動は、ご存じのように、「低温・低湿度」で活発となります。毎年1月20日から節分の2月2日までは、「大寒期」と呼ばれ、1年で最も寒い時期です。また、湿度も12月から2月までは、最も低くなります。つまり大寒期は、温度も湿度も低くなりますので、インフルエンザに対する注意が必要となります。また、インフルエンザの型別では、毎年まずインフルエンザAが流行して、次に春先にかけてインフルエンザBが流行いたします。
インフルエンザ対策としては、低温・低湿の逆で、暖房などで環境温度を高めとして、加湿などにより湿度を高めることが有効となります。適切な睡眠をおとりになり、野菜・果物などビタミン豊富な食材をお摂りになることも大切です。また、人込みでは、不織布マスク着用も大切です。ご自宅帰宅時、学校やお仕事先に到着時、飲食の前など手洗いもこまめにいたしましょう。