大学院・大学・短大 2024年8月(第134号)
【看護学部】7月13日(土) 第9回ナース・スチューデント認証式を開催

7月13日(土)、聖徳大学川並香順記念講堂において、看護学科3年生の「ナース・スチューデント認証式~看護師になるための決意式~」を開催しました。認証式の後には、茶話会を開催いたしました。多くのご来賓や保護者の方々にご参列いただくことができました。

この式典は、秋学期からの本格的な臨地実習を前に、「看護職者としてその責任の重さを自覚し、使命を全うする」という覚悟と決意を表明するとともに、看護学生としての第一歩を踏み出す重要な節目となる儀式です。

認証式を開催する前に、現場で求められる基礎的なスキルをしっかりと習得していることを確認するため、実習開始前に基本的な看護技術のチェックを行いました。これにより、実習中の患者様へのケアが安全かつ効果的に行われることを目指します。

看護の心と希望を象徴する認証式では、学生が一人ひとり登壇し、寺岡貴子看護学部長から「認証バッジ」が授与され、燭台のキャントルから灯を受け継ぎました。これはクリミア戦争時、ナイチンゲールがキャンドル灯を頼りに夜間も患者を見守ったことから、献身的な看護の精神の継承を象徴しています。

学生たちが宣誓した「誓いの言葉」には、「命を預かる者として、自覚と責任を持つこと」「何事にも真摯に向き合い、日々研鑽を積んでいくこと」「奉仕の精神を持ち、人々の癒しになること」「私たちをとりまくすべてに感謝し、看護の道を精進すること」「気品と実践力のある凛とした看護師を目指していくこと」という期生の思いが込められていました。

学生たちへの激励の言葉として、川並弘純学長からは「これから医療現場に出て単に知識と技術があるだけではなく、相手にどのように接することができるのか、人の気持ちをどう理解できるのか、そしてどう寄り添いなのか、それを理解し受け入れができる看護師になってほしい」、増井三夫副学長からは「AI時代においても、人の気持ちを寄り添う、そして人の気持ちに共感しあって、そして看護に尽くすという看護の仕事がAIに取って代わるものではありません。これからの実習を通して、患者様と接するいろいろな仕草の中から、生きるということの意味、生きるということの憧れを感じ取っていただき、大きく成長していただける機会になってほしい」、水戸美津子学長補佐からは「ナイチンゲールの教えでは、看護とは患者の生命力の消耗を最小にするように、あらゆる環境を整えることである。あらゆる環境が何であるのか、どういうふうにしたら患者に力になれることができるのかを考え、いろいろな事にチャレンジしてほしい」、寺岡貴子看護学部長からは「本学の理念である和の精神を基盤として気品と実践力を備えて凛とした看護職を目指してくださる」とお話しいただきました。先生方からいただいたお言葉は、学生たち新たな看護師としての道を歩み始める者にとって、大変励みとなりました。特に、看護の使命と責任についてのご指導は、学生たち一同の胸に深く響き、これからの看護実践において常に心に留めるべき貴重な教えとして学生の大きな糧になることと思います。

認証式の後には、指導者や保護者の方々との交流の場として茶話会を開催し、学生や指導者、保護者の皆様が一堂に会し、交流を深める機会となりました。
これから始まる本格的な臨地実習に向けた決意を新たにする一日となりました。

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