全校生徒そろってのSCCも3年目となり、今年は5月30日（木）から6月1日（土）にかけて、初夏の風の薫り漂う日光・会津を巡ってきました。

1日目は日光東照宮の見学と市内散策を行いました。コロナ禍の影響もあってか、初めて日光を訪れる生徒も多く、現地のボランティアガイドの話に耳を傾けながら興味深く見学していました。

2日目はあいにくの雨でしたが、あぶくま洞と野口英世記念館の見学、そして蔵と中華そばの街・喜多方の散策へ。自然にできた鍾乳洞の美しさは圧巻で、また、記念館では野口英世の功績のみならず、感染症の仕組みや研究についても見入っていました。

3日目は会津武家屋敷と鶴ヶ城の見学。その時代の文化や精神にふれるとともに、白虎隊をはじめとする幕末の会津藩の悲劇にも思いを巡らせ、その後天守閣から眺めた晴天の会津の景観も思い出深いものとなりました。

期間中は、観光地で困っている外国の方を身ぶり手ぶりで案内したり、磐梯熱海のホテルの浴場で具合の悪くなった高齢女性を数人で協力して介抱し、ご家族の方から感謝の意を伝えられるということもありました。どの生徒も、想像もしなかった新たな学びと成長を得て旅程を終えました。