幼稚園
【第二幼稚園】自分でできるよ!
幼稚園では登園すると元気なあいさつを交わし、制服から体操服に着替えて一日が始まります。年齢の低い園児にとっては、ズボンを脱いだりボタンを外したりすることはとても難しいことですが、毎日着替えを行い、脱いだ服をたたむ経験を通して、自立を促しています。これは、基本的生活習慣の自立と、着替えを通して何でも自分でやってみようとする意欲を高めるための活動のひとつです。
満3歳児パンダ組では、2学期から「体操服毎日着替え」に取り組みました。初めは自分でやろうとしなかったり、できなくて困っていたりする姿も見られました。教員は一人ひとりの発達に応じて「ボタンを一つだけ自分でやってみる?」と声をかけ、目標をもち、挑戦できるように関わりました。すると、少しずつ「一個頑張るから少し手伝って」と、園児なりに頑張ろうとする意欲的な姿に変化していきました。
できたことや、やろうとした意欲を大いに褒めて自信につながるように関わることで、着替えだけでなく、他の活動においても「自分でできる」という自信をもって取り組む姿勢が見えてきています。「先生、もう自分でできるよ!見ててね!」と、教師の援助を必要としない状況に自信をもつことも大きな成長です。
しかし、時には「できない」とあきらめたり、やろうとしない場面もまだあります。そのようなとき、友達が困っている姿を見て、「一緒にやろう」と教師の言葉を模倣し声をかける園児もおり、社会性の芽生えも見られます。
進級まで約1か月。進級へ向けて期待を高め、さらに自立心が高まるよう、個々に合わせて関わり援助してまいります。