季節の折々に音楽があふれ、心豊かな時間が流れる街、松戸。特にこの十数年、地域に根付いた「松戸クリスマス音楽祭」では市内のあちこちで演奏会が開かれ、市民の心のオアシスとなっているようです。例年、音楽学部の学生・教員・卒業生も多数音楽祭に参加して音楽祭を盛り上げています。
2024年の暮れも「第13回松戸クリスマス音楽祭」の一環として、12月21日(土)に「聖徳クリスマスコンサート2024」を開催しました(主催:SOA音楽研究センター)。大変多くの方に事前にお申し込みいただき、早々に定員に達する盛況ぶりでした。
コンサートのトップバッターは電子オルガンでした。大学院の留学生たちが中心となり、オリジナル曲やアレンジ曲の演奏でプログラムを進めます。多種多様な音色を奏でる楽器とそれを駆使する学生たちの腕前に、お客様も驚かれたようでした。
舞台転換のための休憩をはさみ、次はSOA音楽研究センター研修員によるソプラノ独唱です。クリスマスにちなんだ作品を豊かな声量で華やかに歌い上げ、お客様の感動を呼びました。続いて、オーボエ二重奏とフルート二重奏。学部生たちがオペラの編曲版などで日頃のアンサンブルの成果を聞かせてくれました。
そのあとは、声の饗宴が続きます。まずは、カラフルなドレスに身を包みスマイル全開の歌姫たちがユニットを組んだミュージカルアンサンブル。縦横無尽に舞台を動き回りながら、耳なじみのあるミュージカルの名曲を、パフォーマンスを交えて歌い上げました。
最後は、合唱ワークショップの授業を履修中の学生有志による合唱です。トナカイやサンタクロースのヘアアクセサリーがクリスマス・メドレーの雰囲気を彩ります。最後は平穏で幸せな年末年始を祈り、クラッカーを鳴らして「メリークリスマス!」とにぎやかに幕。
お客様からは、アットホームで楽しい時間への感謝のお言葉を多数頂戴しました。また、今回初めて聖徳大学へお越しいただいた方からは、教育環境の整ったキャンパスをお褒めいただきました。今後もSOA音楽研究センターと音楽学部が地域と手を携えて、学生たちの学びの励みにもなるような音楽活動を、学内外で幅広く展開してまいります。