7月27日(土)、本学の夏の伝統行事である「第57回SEITOKU夏期保育大学」を開催いたしました。
今年は、「子どもたちの豊かな育ちのために!」を総合テーマに掲げ、幼稚園教諭や保育士などの現職者を中心に268名の方々にご参加いただきました。
午前中は、聖徳大学川並香順記念講堂を会場とし、開演前には、聖徳大学短期大学部保育科学生有志によるまつどソング研究グループの活動の様子を映像でご覧いただきました。
開講式では川並弘純学長の挨拶があり、その後、全体会を行いました。
今年の全体会講師には、あそび歌作家の鈴木翼さんをお迎えし、「子どもたちと笑い合えるあそびうたいっぱい」と題して、ご講演をいただきました。
鈴木翼さんは私立保育園、子育て支援センターに8年間勤務した後、2009年にあそび歌作家として活動を開始され、現在は保育雑誌を中心に多数の連載や執筆活動を行いながら、全国でファミリーコンサートや保育者向け講習会などに出演されるなど、幅広く活躍されています。
講演は楽しいトークに加え、歌やダンス、絵本の読み聞かせ、たくさんの手遊び、パネルシアターなど、現場ですぐに実践できるものが織り交ぜられ、参加者は一緒に踊ったり、歌ったりしながら楽しまれていました。
講演終了後には、絵本やCDを購入された方々が、鈴木翼さんのサインを求めて長い列を作っていました。
午後は、参加者それぞれが希望された実践型、参加型の10分科会に分かれ、現場で役立つ知識と技術を、講義や体験を通じて学んでいただきました。音を楽しんだり、土粘土に触れたり、グループワークを通して交流を深めるなど、分科会ごとにそれぞれ充実した研修になりました。
コロナ禍においても途切れることなく、毎年開催してきた夏期保育大学ですが、今年はコロナ禍以降最も多くの方々にご参加いただき、一定の成果を上げることができました。
幼稚園教諭や保育士の皆さまにとって、欠かすことができない夏の伝統行事であり続けられるように、また、「保育の聖徳®」としての存在感を示し続けられるように、教職員のお力添えを仰ぎつつ、魅力ある企画を実現できるよう、より一層努めてまいります。