2月20日(木)〜26日(水)、音楽学部海外研修旅行を実施いたしました

2024年度音楽学部海外研修旅行は、2月20日(木)から26日(水)、2・3年合同でウィーン音楽探訪の旅でした。フランクフルト経由でウィーンまで15時間近いフライトでしたが、翌朝元気に集まりました。ウィーン初日はオペラ座の構造を見学し、ステージの仕組みからシャンデリアの掃除の仕方まで学び、ウィーン最古の楽譜屋ドブリンガーでは日本にはない楽譜を探しました。午後はシェーンブルン宮殿へ。モーツァルトが幼い時にマリー・アントワネットの前で演奏したという宮殿で、ハプスブルグ家の歴史、ウィーンの歴史を聞いた上で、たくさんの部屋を見学、装飾と天井の高さ、美術、調度品、全てに目を奪われながら、音の響きの良さにも気づきます。一度ホテルへ戻っていよいよハイライトのオペラ鑑賞のためドレスアップ!まだ時差ぼけの厳しい日でしたが、素晴らしい演奏に魅せられました。

2日目はシュテファン大聖堂の見学。戦争のために壊れた箇所、オルガンの歴史など興味深く聞きました。そこからすぐ近くのモーツァルトハウスも見学。午後はウィーン楽友協会へ。テレビで見るニューイヤーコンサートの黄金のホールの素敵な作りと、そこに自分が居るという感動の時間でした。その後、ベートーヴェンが唯一のオペラ『フィデリオ』を書いた家を見学。当時の窓からの景色とベートーヴェンの気持ちを想像しました。

3日目は、ウィーン王宮礼拝堂でミサに参加。ウィーン少年合唱団のまさに天使の歌声!モーツァルトのミサ曲が実際にミサの中で使用されている貴重な体験でした。午後はシューベルトの生家と洗礼を受けたというリヒテンタール教会、ベートーヴェンの遺書の家で今は博物館になっているハイリゲンシュタットを見学。徐々に耳が聞こえなくなっていくのがどういうことかの体験コーナーもありました。最後にベートーヴェンの散歩道を実際に歩いて、『田園』が作曲された環境を体験。この日の夕食はモーツァルトやベートーヴェンなど歴史的大作曲家のサインが残るグリヒェンバイスルという有名なお店で、皆でサインを見学して歴史の延長上に自分がいることを実感したのでした。また、お店の演奏者のピアノに合わせて『魔笛』の夜の女王のアリアや、第九、ドレミの歌などを皆で合唱して、音楽が万国共通のコミュニケーションツールであることも実体験できました。

4日目はウィーン国立音楽大学のキャンパス見学。説明を聞きながらオーストリアが音楽教育にどれだけ力を入れているか、ひしひしと伝わりました。午後はシュテファン大聖堂からオペラ座までのエリアを自由研修。買い物や見たいところへグループごとに自由に行き、日本とは少し違ういろいろなことを体感しました。

最終日は空港に向かう途中で歴代の大音楽家たちが眠る中央墓地へ行き、献花をして敬意を表してきました。ウィーンの街並みの美しさ、内部空間の美しさ、そこで奏でられる音楽を十分に吸収して帰国の途に着きました。

市民公園シュトラウスⅡ像

ベートーヴェンの散歩道で

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