専攻科 医療保育専攻

短期大学 専攻科 医療保育専攻

突然、目の前で
体調不良になった方を救助

人の役に立ちたいという優しさと思いやり、
本学での学びが行動力につながった

<学生へのインタビュー>

Q1.体調不良になった方を救助した時の状況
学校の帰り道、駅のホームで電車を待ってた時に、
自分の前にその方がいました。

最初は、普通に立って電車を待っていましたが、
徐々に足踏みの回数が増えて
その場で歩き出すような感じが見られて。

「大丈夫かな?」と思っていたら、
膝から崩れ落ちるように倒れてしまったので、
さっと駆け寄りました。

呼吸の仕方がちょっと発作的なもので、
過呼吸のような感じになっていました。

過呼吸は、「息を吸えてないから」というイメージがあると思いますが、
私が在籍している専攻科にある「病態生理学」という授業で、
息が吐けてないのが大きな原因だというのを学んでいました。

そのままの体勢で背中をさすりながら、
「一旦、息を吐くのを頑張りましょう」
何度もリズムを合わせて「吐いて」と声をかけたりしました。

あとは、むやみに体勢を変えるのは良くないかと思ったので、
しゃがみこんで手を前についた状態で
5分くらい様子を見ていたら
呼吸が少しずつ落ち着いてきました。

周りにいた方が「駅員さん呼びますか?」と
話しかけてくだって、
その後に駅員さんも来てくださいました。

呼吸が落ち着いた頃には
ご本人は「もう大丈夫です」と言っていましたが、
ちょっと心配だったので
自分が降りる駅まで同じ車両に乗ってお話を聞きました。

最近、急にこういう症状が起きてしまって困ってるというのを聞いて、
すぐ対応できてよかったなと思いました。

Q2.なぜこのような対応ができたのか
元々の性格だと思いますが、
結構気づいたらやってあげたいと思っちゃうタイプで。

過去にも人を助けた経験が何度かあって、
一歩踏み出しやすい状況ではあったのかと思います。

恥ずかしいなどの気持ちで助けられないより、
一歩踏み出してどうにかしたいという気持ちがあって。

それこそ、周りの人が救助中に話しかけてくれたのも、
「どうにかしたい」と思ってくれたから。

私一人だったら
駅員さんを呼ぶこともできなかったので、
皆さんの勇気で救えたんだと思います。

本当、人に優しくするのは
簡単なようですごく難しいから。

Q3.医療保育専攻に進学した理由
聖徳大学短期大学部保育科で勉強していく中で
もう少し学びが必要かなと思うところがあって、
その時に専攻科を知りました。

今、医療の技術がかなり発展していく中で
保育所に求められるニーズも広がっていくと思うので、
医療を交えた保育を学べる専攻科に
進学したいと思いました。

Q4.実際に専攻科に進学した感想
自分の頭が結構柔らかくなってきたのもありますが、
保育の応用がすごく多いなと思ってて。

「保育看護」という授業では
保育科では学ばなかった、
あまり触れられていなかった子どもがかかりやすい病気や
病院の中で使われている道具などを知ることができました。

さらに病院実習もあるので、
学んだことを実習で生かしながら
「これが実際の医療の現場なんだ」と
感じることがすごく多いです。

Q5.病院実習(15日間)を行った感想
少し慣れない場だったので、
保育園・幼稚園のようにすごく和やかな空気感というよりは
若干、圧迫感みたいなものを感じたところもありましたが、
子どもたちと関わっていく中で、
「保育が必要とされてるんだな」とすごく感じました。

あと、自分の考えた保育活動というものができたことで
子どもたちとの関係を少しずつ築けたり、
自分の活動を通して子どもが笑顔になってくれたことが
保育園・幼稚園とはまた少し違ったやりがいや達成感につながりました。

Q6.短大保育科での実習との違い
違いますね。医者・看護師の方々との連携がすごく大切で
週に一度か二度、カンファレンスというものがあります。

その中で、子どもたちの病状などによって、
保育士の立場でどういったことをして
子どもたちの医療に対する苦痛などを和らげてあげられるかを
しっかり話し合った上で実践させていただくことができました。
医療と保育とを掛け合わせた感じを
実際に見て学べました。

あとは、実習が終わったら、
他の学生と実習で学んだことを
いろいろ話し合ったりました。

自分にはなかった考えなどの意見交換ができて
自分だけの視点じゃなくて、
他の学生からの視点も受け取った上で
より多角的にいろいろな側面から保育ができるように
なっていければいいなと思います。

Q7.今後の就職先
現在、病院勤務を志望しています。
病院でできる保育は、
集団の保育(保育園・幼稚園)と違って、
個別の保育を提供できることが
大きな強みだと思います。

病院で生活している子どもたちは
面会時間に制限があるから、
子どもたちが甘えられないけど甘えたいという状況に
保育士がしっかり答えてあげるからこそ、
子どもたちが成長していけるわけだから、
親がいない時に、「じゃあその代わりにこの人に頼るか」ぐらいの
気持ちで全然いいなと思っています。

保育士が入ってきた時に、
「面白いこと言ってくれる人だな」
「この人いたら落ち着くんだよな」と思ってもらえて、
医療とは少し離れた、
ある意味引き離した時間を過ごしてほしいです。

病院にいる子どもたちは、
保育園・幼稚園では普通にできる制作であっても
できないことが多いと思います。

子どもたちがこれやってみたいという要望があったら、
できる範囲でしっかり形にしてあげたいと思います。
子どもの気持ちをしっかり尊重していきたい。

あと、実習を経験したことで、
子どもたちと関わっていく中で
その子の特長が少し分かってくることが学べたので、
それも踏まえてちょっとした工夫や配慮をしながら
その子だけに一つ一つを念入りに考えた保育を
提供できたらいいなと思っています。

Q8.本学に期待すること
やっぱり、聖徳大学という名前自体が
保育の業界ですごく知られてるなって
本当に色んな所に行っても感じます。

その力を使って、
もっと専攻科をいろいろな方に知っていただきたいです。

わたしがこの大学に入学した理由もそうでしたが、
この学科では医療の技術などが発展していく中で
必要とされる二ーズを学べます。
このことをぜひ大学から発信してほしい。
今後、もしかしたらこういった学科が増えるかもしれない。
この大学には、そのぐらいの発信力があると
思っています。

それができたら、
さまざまな子どもたちに合った保育が
もっとできるんじゃないかなと思います。

Q9.本学を志望する高校生へメッセージ
私は短大保育科にて
幼稚園教諭二種や保育士資格を取得した後、
専攻科に進学しました。
短大保育科では、学ぶこともすごくあって
保育士になるための術がしっかりしているなと思いました。

私が在籍している専攻科でも
それを応用したことをしっかり学べるのと、
「研究」という体制があるので
今まで学んだことをさらに自分の考えをまとめていくことで、
自分なりの保育をしっかり考えられるようになる力を育むことができます。

医療を必要とする子どもたちという側面を
しっかり学んだ上で考える保育は違った難しさもあるし、
難しい中でも考えて実践できた時は
すごく達成感も生まれます。
保育士に必要な知識として
学べるだけ学んだ方がいいと思います。

Q10.最後にひと言
今回、体調不良になった方を救助したという観点で
お話させていただきましたが、
皆さんも、同じ状況になった時の
「何とかしてあげなきゃ」と思うやさしさ、思いやりは
絶対ここに秘めてると思います。

それを行動に移すか移さないかという話なので
自分が相手の立場になった時に
こうしてもらえたら助かるなと
立場を入れ替えてみると行動しやすいかもしれません。

あまり後先考えすぎると動けなくなるから、
このような時にしっかり動けるのが大事かなと思います。
私もただ動けただけだから、
そんなに変わらないです。
皆さんも優しい人たちばかりだから
大丈夫だと思っています。

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