令和6年度日展(第11回日本美術展覧会)において、谷口成孝兼任講師が、特選を受賞しました。
日展は、文展創立から帝展を経て110余年、芸術界では最も権威があって知名度も高く、特に書道の分野では、国内最高レベルの公募展として知られています。毎年、全国の名立たる書家が入選を目指してしのぎを削っていますが、入選率はわずかに10%前後の難関です。
今年度の書の分野での応募総数は8,662点、そのうち入選者は13%の1,114点、さらに特選に至っては、入選者の僅か0,1%の10作品という結果でした。
谷口兼任講師の『稲妻』と題した出品作には「連綿・余白・墨色の美しい、風趣に富んだ、懐抱の広がりを感じる秀作。……豊かさと味わい、そして清涼感が見る者を魅了する。」との授賞理由が添えられ、先生の作品が今日の書道界でとても高く評価されていることが裏付けられました。
日展は、11月1日(金)より24日(日)まで、国立新美術館で開催されています。ぜひご来場ください。
ニュース