3月23日(土)、音楽学部プロ・アーティストメジャー(ピアノ)3年の川村綾音さんがリサイタルを川並香順記念講堂にて開催いたしました。1年次・2年次に続いて、3回目の学内リサイタルです。川村さんは年を追うごとに大きく進歩を遂げ、音楽家として社会へ羽ばたく日が近づいていることを感じさせる素晴らしいリサイタルでした。
第1部はドヴォルザーク、スメタナとチェコを代表する作曲家の作品をメインにして、令和5年度チェコ音楽コンクールでチェコ作品賞を受賞した成果を披露。第2部では副科にあたる科目で学んだパイプオルガンを弾きこなし、第3部はショスタコーヴィチのピアノ協奏曲を2台のピアノで演奏するという、大変意欲的なプログラムでした。その後のアンコールでは『ユーモレスク』が心に沁み入るピアノで奏でられ、万雷の拍手を浴びました。
このようなプログラムを組むことができたのも、川並香順記念講堂でのリサイタルを開催するという、音楽家にとって夢のような舞台を与えていただけたおかげです。特待を受けることができるこのプロ・アーティストメジャーを、音楽を愛する多くの方々に知っていただき、川村さんのように聖徳大学から素晴らしい音楽家が巣立っていくことを願ってやみません。